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鑑賞するだけと思われていた伝統芸能の「能」。
実は、年齢に関係なくできるエクササイズだったのです。 |
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70歳、80歳になっても元気に舞う能楽師。なぜ能楽師は舞い続けることが可能なのでしょう。その秘密は、能の動きにありました。
さまざまな能の動きは、知らず知らずのうちに体の深層にある筋肉を目覚めさせ、そして活性化させます。この「深層筋」は強力で、しかも衰えにくいのが特徴。深層筋を鍛えることで、疲れにくい体を保ち、いくつになっても元気でいられます。
また、正座やすり足などの和の身体作法も、日本人の体には合っているということで、近年見直されつつあります。スポーツクラブのエクササイズや、トレーニングにも取り入れられています。
今回は簡単にできる能の型を紹介します。無理をしないで1日に5〜10分くらい行うのがよいでしょう。日常生活に取り入れて、疲れにくい体を取り戻しましょう。 |
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| 能の動きの中から代表的なものを紹介します。最初はそれぞれの型を覚えて下さい。それだけでも姿勢や動きが変わります。また、慣れてきたら、1〜5を通しで行うとよいでしょう。5〜10分は続けて。 |
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正座
正座はとてもすぐれた座り方です。ただ座るだけで骨盤が安定し、背骨がすっと伸びます。耳と頭頂を結ぶ線が床にまっすぐ伸びるように。 |
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| 足でしっかり床を押しながら、斜め前方に向かって立ち上がる |
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すり足
両ひざを軽く曲げ、右足に少し重心をかけて指で床をつかむようにし、左足のももを少し上げるつもりで床をこするように1歩前に出します。左右繰り返し。
活性化する深層筋:背骨と骨盤、下肢をつなぐ大腰筋など |
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サシ込ミ
すり足で数歩前に出ながら、ゆっくりと右手を肩の高さまで前に上げます。この時、脇のあたりを意識して下さい。背中の筋肉が緩み、肩こりを防止します。
活性化する深層筋:脇の前鋸筋(ぜんきょくきん)など |
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開キ
左足から3歩下がりながら3で前に出した右手とおろされている左手を両側にゆっくりと腕を広げるように開きます。パソコンを使う人に多く見られる、背中のこりをほぐします。
活性化する深層筋:背中の肩甲骨を動かす菱形筋(りょうけいきん)など |
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足をそろえながら腕を下ろして「立つ」姿勢に。 |
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サシ
左足を下げながら、右手と胸を開きます。右足を引きそろえ、右手を前に出します。胸の筋肉が緩んで、呼吸が深くなり、エネルギーがわいてきます。
活性化する筋肉:胸部の大胸筋、小胸筋など |
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舞監修/津村禮次郎
観世流シテ方能楽師、観世流緑泉会代表、重要無形文化財保持者。
監修/安田 登
1956年生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。27歳で入門、舞台を務めるほか、ロルフィング
(体の各部分を本来の状態に戻すように調整する)の施術を行う。身体技法、教育など幅
広く活躍。 http://www.watowa.net
協力/朝日カルチャーセンター TEL 03-3344-1947
モデル/水野ゆふ
撮影/赤城耕一郎
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